アロマセラピスト体験談

アロマテラピストNさんのお話し

アロマテラピストのNさんは、まったくの未経験から業界に入りました。

「未経験からの就業がOKというサロンを探して、1ヶ月みっちり研修を受けました。
研修中もお給料は発生しますが、通常のお給料の2分の1程度。それでも、学びながらお金をいただけるというのはこの業界では珍しいのではないかなと思います。
普通は、スクールなどでお金を支払って学んでから実務に入るパターンが多いですから。

実際の施術は、モデル(同僚などと交換で施術し合うケースが多いです)に行うよりもかなりハードでした。
すごく体がこっている方になるとマッサージの力が必要になりますので、1名の方の施術が終わった時点でヘトヘト。
けれど、日に4~5人の施術を行うので、慣れるまでは倒れそうになりながら施術をしていました(笑)。

施術の良し悪しはお客さまによって本当に分かれるようで、「力が足りない」とか、「爪を立てないで」とお叱りを受けることもしばしばあるのですが、逆に「すごく気持ちよかった」「不調が楽になった」といってくださるお客さまもいらして、ダイレクトに自分の仕事の評価を受けることができるという点では、やりがいの大きい仕事だと思います。

アロマテラピストとして成長する

まだまだベテランというには程遠いので、日々勉強しなければならないことばかりなのですが、ある程度ベテランになっても、日々勉強という点においては変わりません。
そして、学んだことは自分の私生活に活かすこともできますので、メリットの大きい仕事でもあるなと感じますね。

直接お客さまの体に増えて施術を行いますので、良くも悪くもお客さまの「気」をダイレクトに受けます。
すごくよい気を放っている方になると、施術しているとこちらも元気になってきますし、心の病をもっている方や、体が弱って気も弱い方の施術をした後は、自分もぐったり。

これはおそらくお客さまにもいえることで、私自身が元気が無かったり、不調だったりするとその気がお客さまにも移ってしまうと思いますので、心身ともに常に健康であること、ベストコンディションを保つことについては心を砕いています。
クレームを受けたときなどは凹んでしまうこともありますが、あまり後に引かないように、常に前向きな気持ちでいるように心がけていると、お客さまの体調もよくなってくるような気がします。

異業種からの転向で不安になることもありますが、お客さまの喜ぶ顔を直に見ることができるアロマテラピストの仕事はすごく楽しいです。