カラーコーディネーター検定試験体験談

仕事がきっかけで受験する人が多い

カラーコーディネーターを「これからなりたい仕事に」活かすために受験するという人も多いですが、すでに何らかの仕事についていて、その仕事に活かすために資格を受験するという人もたくさんいます。
ここでは、仕事がらみでカラーコーディネーターの受験を決意した方の受験体験談をご紹介します。

Kさんは美容師。
中学を卒業し、高校には進学せずに全寮制の美容学校に入学して、1年後にアシスタントとして美容室に就職しました。

もともと勤勉だったので、3年から5年かかるといわれているスタイリストにも2年程度で昇格、めきめきと腕を上げてバリバリ頑張っていましたが、年齢を重ねていくうちに「新しく入ってくる子たちのスキルが高い」ということに気づいたのだそうです。

もちろん、キャリアはKさんのほうが断然上ですし、施術技術も飛び抜けて優れているのですが、高卒後に美容学校に進学した人、有名な美容学校を卒業している人、大学を出てから美容学校に進学した人など、学歴が高い新人さんが多く、腕には自信があるものの、なんとなく引け目を感じ始めてしまいました。

そして、皆さん美容学校時代に色彩検定などプラスアルファの資格を習得しています。
Kさんが美容学校の学生だったころは、美容師の国家資格以外取得している人はいなかったので、これもちょっとマイナス要因なのかな、と思い始めたのだそうです。

カラーコーディネーターの資格に出会う

何かスキルアップに役立つ資格の取得を検討し始めたKさん。
色彩検定はみんな持っているから違う資格がいいけれど、やはり色に関する知識を深めるのは今後の仕事にも役立つと考え、カラーコーディネーターの試験を受験することに。

カラーコーディネーターにしようと思ったきっかけは実にシンプルで、スクールや通信講座の紹介サイトで目についたからでした。

遅くまでサロンで働いているため、スクールに通う時間はないので、通信講座でカラーコーディネーターの対策講座の受講を決意。
もともと勤勉だったこともあり、しっかりと自己管理しながら学習を進め、見事合格されました。

カラーコーディネーター資格に合格後は、ヘアカラーの色味を見る感覚も違ってきましたし、常連のお客様がよく着ている服の色合いをチェックしてカラーのアドバイスをするなど、仕事に対する考え方がかなり変わったとKさん。

今後はカラーコーディネーターの資格を活かして、サロン内でちょっとしたファッションやメイクの講座などができたらと考えているのだそうです。