ファッションビジネス能力検定試験

ファッションビジネス能力検定試験とは

ファッションビジネス能力検定試験は、ファッションについての知識などについて検定する資格です。
ファッションについての基礎知識を始め、ファッションをビジネスとして考えたときのマーケティングについてなどの能力が検定されます。

こちらの資格は3級から1級までで構成されており、いずれも比較的取得しやすい資格のようです。
公式テキストが書店などで販売されていますので、3級や2級については、テキストをしっかりと勉強すれば十分に合格できるレベルだといわれています。

受験資格は特になく、どなたでも受験可能です。
多くの資格試験は、最低級より上の級を受けるには、その下の級を取得している必要がある場合が多いですが、ファッションビジネス能力検定試験についてはそのようなことがなく、1級を受験する場合でも、いきなり受けてしまって問題ありません。

ファッションビジネス能力検定試験の試験内容

試験内容は、2級と3級の場合、ファッションビジネスやファッション造形についての知識についてが出題されます。
ファッションビジネスについては6割、ファッション造形については7割の得点をとることで合格できるようです。

1級についてはマーケティングやマーチャンダイジングについての戦略などが加わります。
そのほかにマネージメントやファッションビジネスについての問題も出題され、5科目の出題範囲で構成されていますが、それぞれの科目で制限時間が設けられていますので、各科目を制限時間内に回答しなければなりません。

試験費用は、3級と2級が5,000円、1級が12,000円です。
すべての級が科目合格制を採用していますので、ひとつの科目が不合格だったという場合、次回その科目のみを受験することができます。
その場合は、1科目4,000円の受験費用を支払います。

ファッションビジネス能力検定試験は、アパレル関係の方すべてが活用できる資格です。
販売はもちろん、営業やトレーナーなど、いろいろな仕事をしている方に役立ちますので、これからアパレル業界で働きたいと考えている方はもちろん、すでに業界で活躍している方も、受験される方が多いのだとか。

この資格を取得していないと、アパレル業界で働くことができない、ということはありませんが、就職のときなどは大きなアピールポイントとなりますので、服飾学校に通っている間に資格を取得される方も多い様子。
ほかのファッション関連の資格と合わせて受験する、という方もいらっしゃるようです。
今後アパレル業界に勤めたいという方は、受験を検討してみてもよいかもしれません。