パン製造技能検定試験

パン製造技能検定試験は、その名の通りパンづくりにおける知識や技術を検定する試験です。
こちらの資格は国家資格となっており、級は2級、1級、特級の3つで構成されていて、特級が一番難易度の高い資格になります。

受験資格は、2級の場合には実務経験が2年以上あること、専門学校などで指定の学科を修了していることなどの条件となっています。
2級の場合、専門学校などで所定の単位を取得している方については、実務経験がなくても受験することが可能。
1級の場合は実務経験が7年以上あることと、2級に合格していること、特級は1級合格後、さらに5年以上の実務経験があることが受験資格であるようです。

試験がは学科と実技で構成されていて、2級の学科試験は、食品やパン製造における知識などから出題されます。
実技はラベルなどがなく並べられた強力粉と中力粉から強力粉を選んで、さまざまな所定の工程を経て食パンをつくるという課題です。
パン作りを長く続けている方であれば、皿に強力粉と中力粉が並べられていても、手で触ったりすればその違いはわかるかもしれませんが、まったく未経験の場合はどちらが強力粉かというのはなかなかわからなそうですね。

1級の学科試験も2級同様の出題範囲ですが、当然ながら難易度は高くなるかと思われます。
また実技についても水の配合について自分で決め、さまざまな所定の工程を経て2級と同じく食パンをつくるという課題です。
特級においては、工程の管理を始めとしたさまざまな管理業務についての問題が出題されます。これは学科も実技も同じになります。

試験は各都道府県で行われますが、受験料については地域によって違いがある可能性があります。
平均的には、学科が3,000円前後、実技が16,000円前後になるようです。

パン作りに関する国家試験があるということを知らなかった方も多いかと思いますが、自分の能力をきちんと資格として証明したいという方が、たくさん受験されています。
しかし実際には、パン作りというものは書籍で勉強をして能力をつけていくものではなく、何度も何度もパンをつくり、失敗や成功を重ねてスキルアップしていくもの。

1級や特級においては、実務経験がかなり長くないと受験できないことになっていますが、それにはこうした「経験があってこそ」という意味合いが込められているのかもしれません。
パン屋さんで働いている方は、自分の腕を試す意味も含めて、こちらの資格試験を受験してみてはいかがでしょうか。