カテゴリー: ケアマネージャー検定試験

保育士が一人暮らしするときの費用について徹底解析

保育士は一人暮らしができるのか

保育士といえば多くの人が低賃金ということをイメージするものです。
国家資格であり、子供の教育に携わるというとても大事な仕事でありながら、その待遇は決して良いものではありません。
福利厚生はもちろんのこと、年収やボーナスについても決して良いものではなく、そのような理由から保育士離れは進んでいる状況です。

そのような背景があるために、保育士として働く際に多くの人が不安になることが一人暮らしができるのかということです。
多くの人がある程度年齢を重ねていくと自立のために一人暮らしを検討していきます。

しかし、一人暮らしをするとなれば、家賃や生活費を自分で負担することになります。
その費用を捻出することができるだけの給与が得られるのか、そして実際に生活費がどれくらいかかるのか、初期費用のためにどのくらい貯金が必要なのかということは気になることです。

保育士の賃金を想定したモデルケース

保育士の平均賃金から算出すると手取り給与は18万円ほどです。
しかし、東京の場合、20万円からや30万円からなど月収から探す保育士の求人一覧もありますのでも参考にしてみてください。

今回は、18万円の給与を元に保育士が一人暮らしをするとどのような生活をすることになるのかというモデルケースを紹介していきます。

一般的に家賃は給与の3分の1程度に収めることが理想的とされています。
地域相場や年齢に応じた生活スタイルを考えると家賃は基本的に6万5千円が相場です。
それに光熱費1万円、食費3万円、交際費1万円となれば、月々の貯金は大体1万円ほどとなると考えられます。

ただし、これはすべての生活費を自分でまかなった場合です。
保育園によっては家賃補助制度があったり、住宅手当・寮や社宅があるというケースもあります。
このような制度があると家賃の一部が補助をされたり、寮に住むこととなるので格安で部屋を借りることができたりします。
手当や補助を受けるという場合には、それも加味して部屋を選ぶようにしましょう。

一人暮らしの部屋を選ぶにあたっては家賃も大事ですがセキュリティも重視するべき項目です。
やはり女性の一人暮らしは何かと狙われることがありますから防犯対策を考慮して安心できる部屋を選ぶとなればそれなりに家賃はかかります。

交通費が支給されるかどうかも部屋選びには影響をします。
交通費が全額支給されるならば、少し遠くても治安が良かったり家賃相場が低かったりする場所を選ぶと安心できます。

保育士で一人暮らしを成功させるには

保育士の一人暮らしは賃金状況を考えると決して楽とはいえません。
しかも仕事もハードですから仕事をしながら家事をこなすのはかなり大変なことです。
そのため、一人暮らしを始めることはトータルでメリットばかりとはいえないのです。

ただし、一人暮らしをするからこそ芽生えてくる感情や気持ち、成長といったものもありますからしっかりと準備をした上で始めるのがオススメです。
一人暮らしを始める前に数年間貯金を貯めたり、一人暮らしに向けて生活を整えたり、家事を積極的に手伝ったりということをして一人暮らしを始めた時に困らないようにしておきましょう。