菓子製造技能検定試験

菓子製造技能検定試験とは

菓子製造技能検定試験は、お菓子をつくるにあたっての知識や技術を検定する資格です。
パン製造同様、お菓子作りも経験があってこそになりますが、資格を取得することで、顧客などに自分のお菓子作りのスキルをアピールすることができます。
国家資格になりますので、さらにアピール度は高そうですね。

菓子製造技能検定試験は洋菓子部門と和菓子部門に分かれており、それぞれ実務検定が必要です。
技能士の国家資格にはこちらのサイトで紹介しているものも含めてさまざまな資格がありますが、それらの中でも比較的難易度が高いといわれています。

菓子製造技能検定試験は2級と1級から構成されていて、和菓子も洋菓子も1級のほうが難易度が高くなります。
2級においても実務検定があることが受験資格となりますが、専門学校などで所定の課程を学ばれた方は、実務経験がなくても受験することが可能です。

例えば洋菓子の場合、製菓専門学校のパティシエ科を卒業している人は、実務経験がなくても2級の受験が可能です。
こうした専門学校を卒業していない方は、実務経験が必要になります。
学校ではなく、ちょっとしたお菓子のスクールなどで学んだという方は、実務件免除の対象にはなりません。

実務経験ってどこから?

実務経験には、正規雇用やアルバイトなどの線引きがありますが、アルバイトの場合でも週4日以上、かつ1日6時間以上勤務していた方であれば実務経験としてみなされます。
それ以下の場合には実務経験とは認められないようですが、それ以下の方でも、アルバイトの経験年数で実務経験として加算されたという口コミもあります。

和菓子の試験内容は、田舎まんじゅうの製造やねりきり製品の製造またはどら焼きの皮の製造が出題されます。
1級の場合は淡紅ぼかしじょうよまんじゅうの製造、ねりきり製品のし絵像、ようkんの模様の埋め込みや包丁仕上げなどの実技が出題されます。

洋菓子は2級の場合、溶かしバター入りスポンジ記事の製造とデコレーションの実技、1級は4種類のビスキュイ・ア・ラ・キュイエールの製造とデコレーション仕上げの仕上げが出題されます。

菓子製造の実務経験がある方であれば、問題なく合格できるような気がしてしまいますが、採点についてはかなりシビアなようですので、練習を重ねて試験に望まないとならないようです。
しかし難易度が高ければ高いほど、合格した時の喜びも大きいですし、菓子作りにおいてのステータスになりますので、我こそはと思う方は、ぜひチャレンジしては。